話を面白くしたいあなたへ(「説得」力について①)
「あの人の話は説得力がある」
とよく言いますよね。
それでは、「説得力」を構成する要素というのはどういうものなのでしょうか?
まず、「この人の話は聞こう」と思わせることが入口です。
話を聞いてもらえなければ、どれだけいい話をしていても無意味ですからね。
そう思わせる人たちには、共通する項目がいくつかあります。
見た目に清潔感があり
しっかりと視点が定まっていて
どこか自信に満ち溢れているように見える
ということです。
人の第一印象は「見た目」から、とよく言いますよね。
有名なメラビアンの法則では、
見た目=視覚情報が印象に影響を与える割合は55%
会って3~5秒で印象は決まる
と言われています。
なので、特に初対面の相手とは
特に最初の印象を良くすることを意識しましょう。
ちなみに何回か会っている相手に対しても
その日初めて会うときには意識しましょう。
「あれ、今日なんかいつもと違って雰囲気いいな」
と思わせられれば、思わぬ関係に発展することもあるでしょう。
さて、結論から言えばまず意識すべきは2点です。
① なるべく自然な笑顔で
② 相手は自分のことを良く思っていると思い込む
この2点です。
①は言わずもがな、相手からの印象を向上させるためですが
②は何のためでしょうか。
それは、「自信にあふれた態度」を印象付けるためです。
自分に好意をもってくれていると思えば
相手のこともしっかり見ることができますし
堂々と話をすることができますよね。
意識するとしないで大違いです。
私自身も、この2点を意識するだけで
講演などでも堂々と和やかな雰囲気で話すことができるようになりました。
是非、試してみてください。
さて、まずは見た目による説得力のお話でした。
話のうまい人を評して、
次に「トーク内容」による説得力についてです。
おもしろい話ばかり連発することもいいのですが
時に「ためになるなあ」と思わせる話をできるかどうか
これが、「この人の話を聞きたい」に繋がるかどうかなのです。
言い換えれば、
いろいろな物事に対して、自分なりの意見・一家言を示すことができる
ということでしょう。
一例を挙げましょう。
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(夫が妻と死別するのも覚悟し、危険な偉業に挑戦しようとするのは勝手だ、
残された方はどうなるんだ、という意見に対して)
オートバイレーサーの友達いっぱいおるでしょ。
死ぬ人もいるよ。
ね?たまにね。
ほんでもね、サラリーマンをやっててレーサーになったん違うと。
奥さんはね、レーサーの彼を好きになってんから
それはその時に覚悟してると。
だから、あの方の奥さんも
彼とやっぱ人生共にしてきて
共に覚悟されてるんですよね。
だから、奥さんにとっては悲しんだらあかん、と。
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いかがでしょうか。
このような思わず聞き入ってしまうような話を
自然と発せられるかどうかが
「説得力」に繋がってくるのだと言えます。
次回へ続きます。
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