悪用厳禁!?禁断の話術「コールドリーディング」①
話し方・本・ベストセラーなどで検索をすると
石井裕之さんの『一瞬で信じこませる話術コールドリーディング』
という本が出てきます。
コールドリーディングってなんだろう
と思い、いろいろと調べると
特に初対面時に超有効な会話術であることが分かりました。
あまりにも効果が高すぎるため
悪用は厳禁であることなどとも書いてあることがあり
そんなに凄いものなのか、と興味が高まりました。
占い師やカウンセラー、果ては詐欺師の手段としても用いられているということで
人を信じ込ませる点において、非常に効果的であるようです。
まず、コールドリーディングとは
相手の外見や少しの会話から、相手がどういう人間かを言い当てることにより
自身を信用、信頼させる会話術です。
例えば、バーナム効果を用いたものがあります。
バーナム効果とは、誰にでも当てはまりそうな曖昧で一般的な性格・特徴を
あたかも自分だけに当てはまるものだと考えてしまう心理学の現象です。
これを相手にもたらします。
「あなたは過去に大きな苦労を経験したことがありますね」
「あたなは過去に大きな失恋を経験したことがありますね」
「君は人前だと明るく振舞っているけど、本当は一人のほうが落ち着くこともあるよね」
このようなことを相手に尋ねるのです。
十中八九まあそうだよね、の内容ですよね 笑
ですが、こと初対面の相手からこれを言われると
「この人なんで私のことが分かるんだろう」という
錯覚を引き起こすことができるのです。
曖昧なことを言って、相手の懐に入り込むというのは
初対面の相手でなくても応用できそうですね。
「あれ、もしかしてなんか悩み事あるでしょ?顔見たら分かった。
しかも、あまり誰かに相談できたりしてないでしょ。
よかったら言ってみてよ」
なあんて感じで。
人間悩み事が無い人なんて、あまりいないですもの 笑
でも、これが効くんですね。
次に紹介するのは、ダブルバインドというテクニックです。
ダブルバインドとは、日本語にすると「二重の拘束」という意味であり
選択肢を与えているように見せかけ、選択肢以外の選択権を相手に与えない技法です。
「今後ご飯でも行こうよ。中華とイタリアンどっちがいい?」
「今週どこか遊びに行こうよ。土曜か日曜空いてない?」
「ビールかサワーか、どっちにする?」
このように、どちらか選べる自由を与えてくれていると錯覚させるのです。
順に、ご飯に行くのを断る、遊びに行かない、ソフトドリンクを飲むという選択肢が
既に無くなっているにも関わらず、それに気づかず相手は残された選択肢から選ぶことになるのです。
ただし、ある程度関係性が出来上がった後でないと
その効果は薄くなってしまいます。
会っていきなり、「中華とイタリアンどっちか行こうよ」と言われても
引かれて終わりですよね 笑
いかがでしたでしょうか?
悪用せずに、あくまで相手との距離を縮めるテクニックとして使用してくださいね。
代表例の2つを挙げましたが、他にもいろいろなテクニックがありますので
また取り上げたいと思います。
バーナム効果の活用
誰にでも当てはまりそうなことを言い、「なぜ私のことが分かるの?」と思い込ませる。
ダブルバインド
相手に選択肢を与えていると見せかけ、選択肢以外の選択権を与えない。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません